海苔の商品自体に賞味期限が書いていないということはないですが、お裾分けでいただいたり使い切れずに残ってしまった海苔で賞味期限が分からなくなってしまうことはありませんか?
海苔の賞味期限はどのくらいか、安全性においていつまで大丈夫か、その目安は何なのか気になりますよね。
普段から海苔を食べている方はともかく、イベントや行事、季節的な料理等にしか海苔を使わない方は、気付くと海苔の賞味期限が切れてしまっていたりして、食べて大丈夫なのか迷うことがあるかもしれません。
海苔の賞味期限が書いていない場合でも、いつまで大丈夫か目安を調べてみましたので、ご参考にしてください。
海苔の賞味期限が書いていない?
賞味期限とは、商品を開封せず記載された保存方法を守って保存した場合に、品質が変わらずに美味しく食べられる期限のことです。
美味しく食べられるかという目安の期限なので、この期限を過ぎたとしてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
では、海苔の賞味期限はどのくらいなのでしょうか?
開封前の海苔の賞味期限は?
個々の商品に記載されている賞味期限に従うことになりますが、一般的な賞味期限は次の通りです。
- 味なしの海苔(寿司などに使用) 3ヶ月〜15ヶ月
- 味付け海苔(韓国海苔も含む) 半年〜1年
ただし、商品に記載されている保管方法と同じように保管できていない場合は、商品がダメージを受け、賞味期限が早まる可能性があります。
開封後の海苔の賞味期限は?
海苔は湿気を吸いやすい性質があります。
開封後は、空気にふれて湿気てしまうので、少しずつ風味が落ちてしまいます。
開封後は商品に記載されている賞味期限に関係なく、なるべく早く食べられるとよいですね。
メーカーによって保存方法の違いがありますが、一般的なおすすめなのは冷蔵庫や冷凍庫での保存です。
海苔のパリパリ感や風味を損なわず美味しく食べることができますが、やはりなるべく早い方が良いです。
できれば、1ヶ月以内に食べ切ることをおすすめします。
一般的な保存方法も簡単にご紹介します。
冷蔵庫での保存
海苔を付属の乾燥剤と一緒にジッパーなどの保存袋に入れて、空気を抜いてから保存しましょう。
ただし、海苔を使う場合は、温度差による結露の発生を防ぐため、常温にもどしてから開封するようにしましょう。
冷凍庫での保存
海苔をラップで包み、フリーザーバックなどに入れて、空気に触れないようにします。
海苔を冷凍保存することで、よりパリパリとした食感を長く保つことができるでしょう。
ただし、冷蔵庫で保存する場合と同様に、食べる際には湿気を吸わないよう袋から取り出す前に、常温に戻すようにしましょう。
また、冷凍庫での保存の場合、常温との温度差が大きいため、常温に戻したときに海苔が湿ってしまう可能性もありますので、メーカーにもよりますが、冷凍庫よりも冷蔵庫での保存をおすすめしているようです。
常温での保存
常温で保存する場合は、直射日光を避け、できるだけ湿度の低い涼しい場所を選んでください。
乾燥剤をいっしょに入れて密閉保存し、取り出した際は、またしっかり封をするようにしましょう。
海苔の賞味期限が切れても食べられる目安は?
先程も触れましたが、海苔の賞味期限が切れても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
また、海苔は保存性の指標である水分活性(食品の中で微生物が生育するために利用する水分割合)が低く微生物が増殖しにくい食品ですので、開封前であれば保存方法にもよりますが、相当持つのではないかと考えられます。
5年持ったという情報もありますが、あくまでも個人によりますので、誰もがお腹を壊さないとは限りません。
開封後はもちろん、開封前に多少賞味期限を過ぎてしまった海苔も、安全性を考え、食べる前に必ず海苔の状態をチェックしましょう。
食品全般的に言えることですが、傷んでいないかのチェックの目安は次の通りです。
海苔の賞味期限切れ:チェック①変色していないか?
海苔は吸湿性が高い食材です。
湿気た状態が続くと、海苔の色素分解が起こり紫色に変色し、海苔の旨味や風味も損なわれていきます。
海苔は黒なので、紫色への変色は一見分かりにくいですが、光に透けさせると分かります。
変色した海苔は傷んでいる可能性もあるので、できれば避けた方がよいかと思います。
海苔の賞味期限切れ:チェック②異臭はないか?
多くの食材は傷んでくると、異臭がするようになります。
同様に海苔も傷んでくると異臭がし、それでも気にせず食べてしまうと、もしかしたらお腹を壊す原因になってしまうかもしれません。
臭いのチェックをし、怪しいと感じたら、たとえ佃煮など加熱して使う場合であっても食べることは避けるようにしましょう。
まとめ
海苔をお裾分けなどで貰ったりして、賞味期限が書いていない場合、どのくらい持つのか目安を調べてご紹介しました。
海苔は賞味期限が切れても食べられますが、食べる前は色と臭いをよくチェックして安全性を確認してから食べましょう。
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