おしゃれなお店や素敵な家には、必ずと言っていいほど飾ってある観葉植物。
室内の雰囲気をおしゃれに演出してくれるだけでなく、心に「安らぎ」や「癒し」をもたらしてくれる存在です。
ただ、育てるのが難しそうと感じたり、面倒なお世話が苦手という方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今回は観葉植物の中でも育てやすい、しかも室内の日陰でも育つというおすすめの品種を、特に絞って7選ご紹介させていただきます。
観葉植物はたくさんの種類がありますが、「育てやすい」「室内の日陰でも育つ」という観葉植物は、日々の生活が忙しい方や日があまり当たらないお部屋に住んでいらっしゃる方には大きなポイントですね。
観葉植物をこれから育ててみたいという方にも、是非この記事をご参考にして気軽にインテリア・グリーンを楽しんでいただけたらと思います♪
観葉植物の「育てやすい」特徴
観葉植物は、その種類によって適応力が高いものや力強く育つものなど、特徴が多岐にわたります。
初めて観葉植物を育てる方や、ご自宅の生育環境が限られている方は、いったいどのような特徴の観葉植物が育てたら良いのでしょう。
観葉植物の「育てやすい」特徴を4つお伝えしたいと思います。
「育てやすい」特徴①乾燥に強い
日々の生活で忙しくして、うっかりしていたら観葉植物が枯れていたということはありませんか?
植物を育てるには水やりが必要になりますが、その頻度が多いと面倒に感じたり、忙しい日々では負担になることもあります。
したがって、乾燥に強く、頻繁に水やりをしなくても良い、手間のかからない種類がおすすめです。
「育てやすい」特徴②耐寒性が強い
元気に育っていた観葉植物が、冬になったら急に弱ってしまった、枯れてしまった…ということがあります。
観葉植物は寒さに弱い種類もあり、屋内で育てていても玄関、部屋の隅っこや窓際など、置き場所によっては気温が屋外のように低かったりしてダメージを受けることがあります。
育てやすい特徴の2つ目のポイントとして、寒さに強い性質のものを選ぶことをおすすめします。
「育てやすい」特徴③耐陰性が強い
観葉植物の耐陰性とは、日照が少ない日陰のような場所でも成長する性質のことです。
一般的に熱帯雨林など日陰~半日陰のような環境に分布している観葉植物は耐陰性が高いとされています。
基本的に観葉植物は日当たりの良い場所を好みますが、耐陰性のある種類を選ぶと良いでしょう。
ただし、日当たりの悪い場所で育っても徒長することも多いです。
徒長とは、植物の茎や枝が必要以上に間延びしてしまうことをいいます。
徒長した株は病気に弱くなります。
記事後半に、室内の日陰でも徒長させずに育てるコツをお伝えします。
「育てやすい」特徴④虫や病気に強い
一旦虫がつくと、虫を除去したり、何度も薬剤を散布したりと手間がかかってしまいます。
また、病気に感染しやすいものだと、殺菌剤や回復のための栄養剤、また土の状態や湿度管理など、さまざまなことを気にかけなければなりません。
あらかじめ虫や病気に強い種類の観葉植物を選んでおけば、こうしたトラブルを回避することに繋がるでしょう。
植物によっては霧吹きで葉っぱに水をかえてあげる「葉水」という作業だけでも、虫や病気を予防することができます。
こういった対策ができる観葉植物も、育てやすい種類と呼べるでしょう。
観葉植物育てやすいものはどれ?おすすめ7選!
観葉植物は種類が豊富ですが、その中でも育てやすい、しかも室内の日陰でも楽しめるものを、絞りに絞って7選ご紹介します。
ポトス
ツルがよく伸びて、つややかな緑色の葉が魅力です。
原産地が熱帯雨林のため、耐陰性があり、ツルが伸びて葉もどんどん増やしていく生命力の強い植物です。
耐陰性はありますが、美しい葉色を保ちたいのであれば、できるだけ明るい場所で育てると良いでしょう。
シェフレラ(カポック)
カポックと呼ばれることもあります。
成長が早く、乾燥、暑さや寒さに強く丈夫で育てやすいため、とても人気のある種類です。
一般には大型種とされていますが、枝先にまとまって出てくる葉が小さいため、ミニ観葉植物としても流通しています。
シェフレラ・アルボリコラは園芸品種も多く、その中でもホンコンが一般的です。
耐陰性が強いので場所を選びませんが、樹形を整えて育てたいのであれば、やはりできるだけ明るい場所で育てると良いです。
ユッカ・エレファンティぺス(青年の木)
「青年の木」という通称で流通しています。
マイナス3℃まで耐えられる耐寒性を備えており、乾燥にも強いです。
耐陰性はありますが、しっかりと日に当てる方が元気に育ちます。
へデラ(アイビー)
アイビーと呼ばれることも多く、葉の模様や形のバリエーション豊かな園芸品種がたくさん流通しています。
耐寒性があり冬でもよく育ち、丈夫で初心者にも育てやすいため人気があります。
耐陰性もあり置き場所は選びませんが、長期間、日陰においたままだとツルが伸び過ぎて草姿が乱れます。
ペペロミア
厚くつやつやした葉が魅力の植物です。
世界に1000種があり、茎が伸びて木立状やツル状になるものと、短い茎から多数の葉が出てロゼット状(根出葉が地面に放射状に広がった状態)になるものがあります。
乾燥に強く、耐陰性もあります。
直射日光を避けて、室内の明るい日陰に置くと、締まった株をつくります。
耐寒性としてはやや強く、冬越しには5℃以上が必要となります。
モンステラ
ツヤのある巨大な葉の深い切れ込みが入ったり、窓のような穴が空いたりする個性的な植物です。
インテリアはもちろん、風水でも人気が高いです。
耐陰性があり、室内の明るい日陰に置くと良いでしょう。
耐寒性もあり、凍らない場所でしたら冬越しも可能です。
オリヅルラン
長く伸びたランナーに子株がつくようすが、折り鶴を下げたように見えるところからオリヅルランという名前があります。
原産地が熱帯ですが、耐寒性があり、地中の根が多肉質のため乾燥にも強く育てやすい植物です。
枯れづらい多年草で日陰でもよく育ちます。
室内の日陰で育てる時の注意
耐陰性があっても日当たりの悪い場所でずっと管理をしていると、株が弱っていき病気や害虫が発生しやすくなります。
あくまでも他の植物比較して耐えられるだけで、日の光が全く要らないというわけではありません。
植物なのでより元気に育つには、光合成ができるようある程度は光が必要となります。
室内の日陰で育てる場合、できれば窓付近の明るい場所にしましょう。
直射日光を避けた程よい日差しが当たる明るい日陰がおすすめです。
難しい場合は、1週間に1〜3回ほど、外の風・日光に触れさせると良いですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
観葉植物はたくさんのさまざまな種類がありますが、その中でも育てやすく、しかも室内の日陰でも育つおすすめ7選をご紹介させていただきました。
どれもそんなに手間をかけなくても育てやすい種類です。
植物とのつき合いを楽しむには、好みで選ぶことも大切です。
かわいらしい葉、シャープなフォルム、やさしい雰囲気など、心惹かれるポイントは人それぞれでしょう。
もし、この中で気に入った観葉植物があれば、是非身近な空間に置いてみて、植物との暮らしを楽しんでみてください♪
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