ポトス葉に黒い斑点を発見!原因と早めに対処すべき方法とは?

黒い斑点のあるポトス ポトス

暑さに強く、観葉植物の中でも育てやすいポトス。

簡単に挿し木や水挿しで増やすこともでき、人気のある観葉植物ですよね。

気軽に楽しめる初心者にもお勧めのポトスですが、気付くと葉の所々が茶色になってしまったり黒い斑点ができて元気がなくなってきたりすることがあります。

今回は私の経験からポトスの葉にできた黒い斑点について、その原因と対処法をご紹介します。

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ポトスの葉に黒い斑点発見!これはなに?

黒い斑点のポトス葉

ポトスの葉に黒い斑点が現れた場合、炭疽病(たんそびょう)という病気に罹っている可能性があります

黒い斑点は炭疽病の特徴です。

炭疽病はカビ菌が原因で、ポトスだけでなく、様々な植物に発生します。

黒い斑点が葉、茎、枝、果実などの表面に現れ、葉には穴が開き枯れてしまい、果実は窪み腐ってしまいます。

非常に感染力が強く葉が触れ合うことでも移ってしまう病気です。

屋外の植物に発生すると、周囲の葉や果実、隣の株にさえも移ることがあります。

屋内の場合でも周辺の鉢の植物に感染するリスクがあるので、広がらないよう早めに発見し対処することが大切です。

私のポトスにも黒い斑点が現れました。

初めは葉の所々が茶色くなっていき、どうしたのだろう?とよく見てみると黒い斑点があり、次第にその症状が広がっていったのです。

また、周辺の観葉植物にも移っていきました。

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ポトスの葉の黒い斑点【炭疽病】が発生する原因

炭疽病のかび菌は高温多湿を好みます。

梅雨時期など発生しやすくなりますが、炭疽病の生育温度の下限が10℃までだと言われています。

一見分からなくても、菌が残っていれば梅雨以外でも発生します。

植物の特性にもより、ポトスにおける炭疽病の発生の原因は、主に5つ考えられます。

原因①水やりの頻度

ポトスは熱帯雨林が原産地で乾燥に弱い植物ですが、水やりが多過ぎると根腐れや炭疽病の発生の原因になります。

水やりの頻度は、ポトスの置き場所の温度や日光が差し込む時間等にもよります。

季節にもより、春夏なら2~3日に1回、秋冬なら週に1回程度が目安です。

土の表面が乾いたことを確認してから水やりをしましょう。

原因②水やりの方法

水は一箇所ではなく、土全体に与えるようにしましょう。

鉢底から水がしみ出る程度まで与え、受け皿に落ちた水は必ず捨てて下さいね。

受け皿に水がたまりっぱなしになっていると、根腐れや菌の繁殖の原因になります。

原因③環境(土を含む)

土のカビ

ポトスの置き場の環境はとても大切です。

日が全く当たらなかったり、風通しが悪いと土にカビが発生しやすくなります。

また、土の排水性、通気性も影響するので、土選びにも気を配りましょう。

粒が大きい観葉植物用の土もありますので、それを使用してもいいですね。

もし、土にカビが生えてしまったら、早めに対処しましょう。

薬剤散布をしたり、新しい土に入れ替えると良いです。

原因④葉の密集

ポトス

成長の早いポトスはすぐ葉が混み合い密集してしまいます。

そのまま放置していると、通気性が悪くなり、炭疽病にかかりやすくなります。

もったいないと思ってしまいがちですが、切った所からまた新しい芽が出てくるので定期的に剪定するようにしましょう。

原因⑤温度

ポトスは、暑さには強いですが、寒さには弱い植物です。

20〜30℃の気温でよく育ちますが、気温が低くなると弱ってきます。

冬になり、特に窓際など気温が低くなる場所に置いている時は注意が必要です。

低温によってポトスの株が弱ってくると、炭疽病に感染しやすくなってきます。

人間の免疫力と似ていますね。

体温が低くとなると、免疫力が下がり病気にかかりやすくなるというイメージです。

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ポトスの葉の黒い斑点【炭疽病】の対処法

では、炭疽病に感染してしまった場合、どうしたらいいのでしょうか。

炭疽病はカビの一種のため、葉が感染した場合、元に戻すことはできません。

感染力が強いため、発見したらすぐ対処することが大切です。

感染が広がる前に、次の手順で早期に対処しましょう。

対処法①感染している葉を切り取る

炭疽病に感染している葉や茎を全て切り取ります。

見落として残っていると、そこから感染が広がってしまうので、作業は確認しながら丁寧に行います。

また、炭疽病が触れた手で元気な葉や茎の部分を触れないように注意しましょう。

切り取った葉や茎はビニール袋に入れて口を閉じ、ゴミに出して処分します。

私のポトスは葉をかなり切り取ったので、見た目が随分寂しくなりました。

葉をカットしたポトス

対処法②薬剤散布

除菌と予防のために土に薬剤(殺菌剤)を散布しましょう。

私は『GFベンレート』(住友化学園芸)という殺菌剤を2000倍に薄め使用しました。

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黒い斑点はもちろん出てくることなく、葉にツヤのある元気なポトスに戻りました。

窓辺にあるポトス

時期にもよりますが、ポトスの回復は早く強い生命力を感じました。

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まとめ

丈夫で初心者も育てやすいポトスですが、葉が茶色くなったり黒い斑点が現れたら要注意です。

炭疽病を疑って早期に対処しましょう。

炭疽病は一度発生し感染が広がると回復が難しいこともあります。

しかし、早い段階で対処すれば、元気なポトスに回復させることができます。

少しでも黒い斑点を見つけたらその部分を全て切り取りましょう。

ほぼ丸坊主になってしまっても、ポトスは強い生命力があるので、またどんどん葉をつけて成長していきます。

ポトスがツヤのある緑の葉を沢山つけて元気に育っている姿はこちらも元気になり、緑にも癒されますよね。

元気なポトスを維持するためにも、鑑賞を楽しむと同時に病気のチェックもしてあげましょう。

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